フラクタル心理カウンセラーのサヤカです。
フラクタル心理学では「美化」という言葉をよく聞きます。
でも、実は今までその意味がピンと来ていなかったので、「美化」とはどんなことなのかをまとめてみようと思います。
ググってみると、美化とは
「美しくすることや、実際以上に美しいものとしてとらえる事」となっています。
黒須先生のご著書によると
「美化とは、物事の本質を隠し、自分に都合よく解釈する事」とあります。
美化とは、物事の本質を隠し、自分に都合よく解釈することです。
そして、何かトラブルが起きた時、「自分はまわりよりもむしろ優れているから、こんなことに逢うのだ」と思う事です。まわりの人を貶めて、自分はまわりよりも賢くて、愛が分かっていると思いたがる気持ちです。
たいていは、問題がおこったときに美化が始まります。自分を守ろうとしてごまかしが始まるのです。 黒須圭子著 みんな言葉の力をみくびっている!P172より
なぜ、美化するかというと、自分が負けたくないからでしょう。
自分が悪かった、間違っていたと心の中では分かっているのですが、
それを認めたら負けてしまう、恥ずかしい、という変なプライドなのかもしれません。
「私はたくさんお手伝いしてきたのに、親に認められなかった」という事例があったとすると、
たくさんお手伝いしたというのは美化なのでしょう。
- たくさんとはいっても、いつもは全然やっておらず、それと比べてやっただけだったり、
- 文句たれながら嫌々やっていた、とか
- お手伝いしたとはいっても、中途半端で、お手伝いになっていなかった、とか。
大してお手伝いできていないことを、薄々分かっているけど、
自分を正当化したいために、嘘をつく(美化する)のです。
こうやって書いていて、自分の心がもぞもぞするのは、私もまだ「美化」していることがたくさんあるのでしょう・・。
でも、自分が成長するためには「美化」を捨てて、「自分の負けを認める」ことが必要です。
ここで、悔しいとか恥ずかしいとか言っていると、美化が捨てられません。
捨てるためには、理論の脳(大人脳)が必要になります。
ただ、負けを認める。自分の嘘を認める。自分はすごくないと認める。
そうすれば、
親の愛が分かり、
親のすごさが分かり、
自分を認めることができて、
自分を誇りに思え、
自分はもっと上を目指せると気が付き、
チャレンジすることが楽しくなり、
能力が付いて成長し、
本当にやりたかったことを実現できて・・・。
大人脳が育っていれば、自力で解決できるけど、
大人脳が少なくて、子供脳が多い人は自力では無理でしょう。
そんな方は、フラクタル心理学のマスターコースや個人カウンセリングを受けられたら良いと思います。
個人カウンセリングの場合は、子供脳の教育に何回か回数がかかると思います。
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