フラクタル心理カウンセラーのサヤカです。
ネットで興味深いものを見つけました。
「フラクタル心理学の理論的考察」と言う加藤雄士先生の論文です。
加藤雄士先生は関西学院大学の経営学の教授でいらっしゃいます。
―先行研究とフラクタル心理学との比較考察を中心として―という副題がついておりますが、
内容は、フラクタル心理学の理論を、過去の心理学者の意見と比較して、似通っているところと、違うところをまとめたものです。その中に、一色先生の見解があり、要点がまとめ書いてあるので、現象学まで勉強された方には、興味深い内容だと思います。
もしよかったら、ネットで検索して、ご一読ください。
7 「選択の科学」とフラクタル心理学 の後半に以下のような文章があります。
では,なぜ私たちは電気信号の集まりであるにも関わらず,世界を創り出して存在す
ることを選んだのだろうか。フラクタル心理学では,そもそも,この世界に錯覚を創
り出し,その中で感情を動かして楽しむ,というのが人間の目的であるとする。その
ため,選択は人間の基本的な能力であり,欲求である。選択というのは,不自由な中
でなされるときに価値があるため,錯覚を創り出して,一見自分では選べないという
幻想の中で,選択をすることが,人間の本質的な欲求であるとする。そのため,カウ
ンセリングの目的は,「選べない,というところから選べる状態にすること」である。
つまり,錯覚に陥って選ぶ能力を忘れてしまった存在に,それを取り戻させるのが,
フラクタル心理学のカウンセリングの目指すところである。(一色,2020)フラクタル心理学の理論的考察 加藤雄士著より
カウンセリングの目的は「選べない、というところから選べる状態にすること」
つまり、選べないと思い込んでいる状態から、選べると分かって実行できる状態にすること。
「○○したいけど、できない。だって私、こんな状況だから」
と思い込んでいる状況から、
「こんな状況だと諦めていたけど、本当はいくらでも解決策はあった。だから○○できる。」
という状態にすること。
病気でも、親子問題でも、仕事の問題でも、
「どうせできない」と思っている方、
諦めないでフラクタル心理学を試してみてはいかがですか?
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