むずむず脚症候群とよく似た症状のアカシジア

ガン 腹膜偽粘液腫

むずむず脚と共に50年の私ですが、

数年前にお腹の手術をしたときに、夜間の足の違和感、ムズムズ、ビクビクで大変な思いをしました。

手術自体は、大変大きなもので、

子宮、卵巣、胆のう、脾臓、腹膜の全摘と、大腸、小腸、横隔膜の一部切除というものでした。

お腹の傷はみぞおちから、オマタの割れ目までという大胆なもので、術後は左右脇腹に3本ずつのドレーンが付いていました。

「傷の痛みがさぞかし辛いことだろう」と思われるかもしれませんが、それよりも断然辛かったこと、それが、

寝ようとすると、足を動かしたくなったり、足が勝手に動いてしまって、眠れない!

その結果、夜中に何度も看護師さんに来ていただき、病院内を歩き回る!

という事でした。

この症状は数日間続き、毎晩看護師さんを起こして、歩き回り、最終的に「もう歩いちゃダメ!」と怒られてしまいました。

それでも辛くて、涙ながらに「トイレに行っていいですか?」と言って、歩いていました。一晩中歩いていればいいと思うかもしれませんが、手術の後、体力もなく、すぐ疲れてしまうのです。そして、ベットの上で、うだうだとストレッチをして、横になると、足が勝手にビクッと動き、起きてしまって、また歩くという事を繰り返していました。

あの時の夜勤の看護師さんたち、同室の皆さん、すみませんでしたー。

その時はむずむず脚症候群が悪化したのだろうかと思っていましたが、後で調べてみると「アカシジア」ではないかと思いました。

静座不能(アカシジア) | 今日の臨床サポート - 最新のエビデンスに基づいた二次文献データベース.疾患・症状情報
非定型抗精神病薬でもアカシジアの発症頻度は少なくない。症状が重篤化する前に発見することが望まれる(推奨度1)。抗精神病薬の併用はアカシジアの高リスクとなり、統合失調症の治療は単剤療法が推奨される(推奨度2)。アカシジアを発症した場合、可能であれば、原因薬剤の中止・減量、定型抗精神病薬から非定型抗精神病薬への変更を行う(...

薬剤が原因であることが多く、おそらく私は、術後の硬膜外麻酔に入っていた薬剤が原因ではないかと思います。というのも、硬膜外麻酔を除去したら、急速に症状がなくなったからです。

ちゃんと調べておいたので、次の手術の時は、麻酔科医に伝えることができ、それ以降は硬膜外麻酔をしないでもらい、アカシジアの症状も出ませんでした。

もう二度と、あんな辛い思いはしたくない。というアカシジアの思い出でした。

 

 

 

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