「健康や運命というものは
それを消極的に考えない人にのみ恵与される様、宇宙真理ができている」
中村天風著「真理の響き」より
ストレスの原因を取り除く努力をしている、ちょうどそのころ
私は一冊の本を読んでいました。
中村天風先生の本「真理の響き」 です。
中村天風先生は、明治9年生まれ。
日清日露戦争で軍事探偵として活躍され、
その後、30歳で奔馬性結核(ほんばせいけっかく。結核は一般に慢性の経過をたどるのだが、奔馬性結核は急速に進行し、広く病変が進むタイプの結核)を発病。
救いを求めて欧米にわたるが、救いを見つけられず、失意の帰国途中に出会ったヨガの大聖人に教えを受け、悟入転生(ごにゅうてんせい)の新天地を拓かれました。
その後、実業界で活躍されていましたが、43歳の時に一切の社会的地位、財産を放棄し「財団法人天風会」を創設さました。昭和43年に92歳で永眠されました。
京セラの稲森和夫氏をはじめ、多くの財界人が中村天風先生から学んでいます。
最近では話題の大谷翔平選手も、渡米前に中村天風先生の著書を熟読していたそうです。
若くして、軍事探偵としてエネルギッシュに活躍していた天風先生が、
30歳で急性の悪いタイプの肺結核を患い、落胆し、欧米の医療に救いを求めたけれども、そこに答えはありませんでした。
でも、身内の医師にもさじを投げられるほどのひどい結核だった天風先生ですが、92歳まで生きられたのです!
私は天風先生がどうやって元気になられたのか、非常に関心がありました。
興味のある方は、ぜひご自分で本を購入して読んでください。
「天風会」は現在も東京護国寺にあり、全国でセミナー等を開催しているようです。
最近ではYouTubeでもセミナーの内容を聞くこともできますし、天風先生ご本人の生前の肉声を聞くこともできます。
「健康や運命というものは
それを消極的に考えない人にのみ恵与される様、宇宙真理ができている」
中村天風著「真理の響き」より
このお言葉は、運命や健康を人任せにして、ただ流されていた私にグサリと突き刺さる言葉でした。
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