「事実を伏せた明るさは、事実を伏せた希望は、すべて偽りである。
偽りからは何も生まれない。
闇のような絶望であっても、それが事実である限り、いつか光は差してくる。
真の希望への第一歩になる。」
これは精神科医の林公一(はやし・きみかず)先生の著書、「家の中にストーカーがいます」の一文です。
入院中に落ち込んでいた時に出会いました。
その頃の私は、自分の病気に向き合えず「告知されたくなかった」と後ろ向きに考えていました。
でも、「事実を伏せた希望はすべて偽りである」ので
私が病気と向き合わず、逃げていたら、その先にいくら希望を持ったとしても、それば偽りなのです。
そして、何も生まれません。
いつか光が差してくることもないのです。
今読むと、それまでの私の生き方が否定されてるような気がします。
私は、自分のなりたい自分を目指していませんでした。
事実、つまり、私の芯の部分を知ろうともせずに、毎日を過ごしてきました。
自分自身を偽って生きていても、何も生まれないのです。
どんな自分であっても、認めてあげれば、必ず光はさしてくるのではないでしょうか?
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